型枠大工のコツ(大型パネル工法)
今回はFタイを利用した外部用の大型パネル工法について型枠大工のコツとしてレポートします。
まず大型パネル工法のFタイまたはフリータイ、メーカーによって多少違いはありますが、やる事はほとんど変わりません。
まずパネルにFタイの場合は13ミリのキリでセパ欲しいところへ穴を開け、Fタイの筒の部分を穴に差します。
出て来たところにタイパッキンを通して21のナットとホームタイのかさ部分でパイプを締め付けます。
この時気を付ける事は、何回も転用するので中サンだけだと反ってくる可能性があります。
パネル一枚につき一本は縦パイプを立てます。
さらに釘止めだけではパネルとパネルが空いて来ます。
上下2ヶ所、又は3ヶ所位はサンクランプで緊結すると安心です。
次にFタイの筒の中に芯棒を入れます。
限界までねじ込むと1センチほどネジ山が出て来ます。
そこにメスピーコン(ハリピーコン)を付けます。
後でセパを付ける訳です。
コンクリート打設後、解体は裏から芯棒を緩めて外します。
大バールではがします。
クレーンで吊り上げて、
台を敷き、その上へ下ろします。
ツナギを取り芯棒を出してピーコンを付け完成です。
ここでコツですが、最上段とその下、スラ引きとハリロック位は通りを通す為、普通のピーコンとホームタイを付け毎回解体した方が、通りを通す事が出来ます。
また、壁の通りを通すのに大型パネルと大型パネルのジョイント部分に2メートル程のパイプを横に流し、根がらみクランプで縦締めするのも良いでしょう!
大型パネル工法のメリットは、まず、
現場が綺麗、無駄が少ない、早い、
デメリットは、クレーンが必要、解体屋との同時作業、最初のセットに時間がかかる、
などなど、
自分は5階以上転用の場合や、
だき足場などで資材を足場に仮置き出来ない場合など、いいと思います。
またエレベーターシャフトなどは、角に60角を仕込めば4面行けます!
では、また!型枠大工のコツでした。
(2017年6月6日)