型枠大工のコツ、釘の頭出し
今日は大工の超基本、釘の頭出しについて説明します。
まず、釘の頭出しとは、ハンマーで釘を連続して打つ場合に、なるべく早く釘を打つ為、左手で連続して釘を準備することです。
若い頃は、日頃から鍛錬し競争し争って、釘の早打ち競争などよくやっていました。
最近では工具の進化によりパネル作りやスラブ貼りなと、釘打ち機を使用します。
周りを見てると、出来ない職人もたくさんいます。
大工の基本として、忘れたくないものです。
1本1本釘を持って打つようでは、大工とは言えません!
口にくわえてたらどんなバイキンが付いてるかわかりません。
自分が型枠大工を始めた頃は、釘打が速くなりたくて、家にいる時左手には50の釘を20本持ち、クルクル回して頭出しの練習をしたものです。
今日はやり方が分からない人の為に、型枠大工のコツとして解説します。
まず、50の釘を20本位左手に取ります。
小指を締め釘を落ちない様に握り、
親指で長さをそろえます。
次に、親指の腹で釘を1本上にスライドさせます。
頭があればそのまま送り出し、
釘が逆さまになってれば人差し指と親指で釘をつかみ、
中指を使ってクルッと回転させます。
これが、釘の送り出し、と釘の回転出しです。
他の釘を落とさない様に、送り出してはドン、回転出してはドンと釘を打って行きます。
素手で出来る様になったら、今度は手袋をしてから出来る様に練習します。
これがスムーズに現場で叩ける様になれば『おっ、こいつ仕事ハヤッ』と思われるかもしれません?
以上、大工の超基本。型枠大工のコツ釘の頭出し編でした。
本当は動画で説明したかったのですが、ブログのテクニック不足で、 勉強しときます。
(2016年7月2日)